【そらンチ、そらセッションについて】

そらにくもはスタッフそれぞれが、すったもんだ生きて獲得した得意な事を使ってセラピーします

例えば、そらにくもの代表の石田香織は小説家で、あらゆるもやもやを言語化できます。

石田は10年前鬱病になって会社を休職したのをきっかけに小説を書き始めました。
演出家森田雄三のもとで20歳から創作演劇を学びつつ、シングルマザーとしてどたばた2人の娘の世話しつつ金融の営業をガンガンやって家計を切り盛り……。
めちゃくちゃストレスがたまっていたのに、辛い事から距離を置けずに頑張りすぎる。
生きるのがヘタすぎて空回りして動けなくなりました。
しかしながら振り返れば、物心ついたころからい生きるのがヘタでした。
重度の精神疾患で辛さから暴れるしかない父の顔色を見て暮らしつつ、「2×2はどうして4なん?1やったらなんであかんの?」など素朴な疑問にこだわってしまい授業についていけいず先生から見放され、気持ちの波が激しすぎて友達とうまくコミュニケーションできず楽しく過ごせない。外の世界で上手くやれず家に帰っても荒ぶる父に振り回されて家族は疲れてイライラしている。どこにいてもしんどい。何をしても自分が不幸の塊に思える、暗黒の子供時代。
転機は阪神淡路大震災の翌年の20歳。
演出家森田雄三の演劇ワークショップに参加して、自分の父親のどっしょうもない人生を演じた時に稽古場の皆が「石田の父ちゃんおもしれーな」と笑ってくれたのをきっかけに「ああ、これ、笑っていいんだ…。ん?もう全部過去になったんだ、もう終わった事なんだ」と新しい扉がひらきました。
さらに稽古場の同世代の皆が自分の家庭のあれこれを即興で演じるのを見て「あー、みんな色んな事を抱えてるんやな」と自分の辛さ意外に目がいくようになった。
自分の身に起こった事や周囲の事すべてを物語のネタとして距離をとって検証する癖がついて「悲しみ」と距離ができ、しらずしらずのうちに「自分を俯瞰する事」を獲得できた。
と、言っても相変わらずずっと生きるのはヘタだけど、それを笑うもう一人の自分がいる事で辛さにどっぷり浸かる事はなくなった。
さらに39歳で鬱病で会社を休職した事をきっかけに師匠森田雄三から小説を書くことを勧められ、師匠に助けられながら小説を書き続けた事で「あらゆることを言語化する力」をゲットしました。
「そらセッション」ではその「俯瞰する力」と「言語化する力」を最大限に生かしご利用者のもやもやした「こころ」と「げんじつ」をご利用者と一緒に俯瞰し言語化するカウンセリング「そらセッション」を行っています。

そして石田は料理歴38年です。

10歳の時、家庭の事情で必要に迫られ、家族の夕飯を作る事になって自然と料理を覚えました。これはめちゃくちゃありがたくて、「やりたい、やりたくない」なんて考る余地がなく料理を日常的に始め『料理を覚えよう』などの気合を入れたことはなく、知らないうちに得意技ゲット。
好きな音楽が鳴ると自然と身体がリズムをとるように、食材があったら身体が勝手にご飯を作り出します。
ご飯ってダイレクトかつストレートなコミュニケーションで、食べてくれる皆の顔を思い浮かべつつ、予算とにらめっこしつつ、毎日その日の特売を買い出ししながらメニューを決めます。

まぁ、要するに

人生役に立たない苦労なし!

そらにくもスタッフはそれぞれの生きる事から得たものを誰かの癒しに繋げていきます。

むらたくん

むらたゆうき
手話講師、ろう者(聴覚障害者)。
幼少期は無表情であったが、自身が「宝です」と語る様々な人との関わりや経験を積み現在は非常に表情豊か。2015年から森田雄三ワークショップにて演劇にチャレンジ。何事にも『やってみる!』と挑戦し悪戦苦闘しながらも、頑張る姿には悲壮感がなく、嘘のない笑顔で周りをほっとさせる。
手話講師を務めて7年、関西圏内で出張対面レッスンやオンラインレッスンを行う。自分や他者の「個性を大切にする」をモットーに、生の喜怒哀楽を交えながら手話、筆、スマホを駆使するコミュニケーションカには定評がある。そら筆トーク部部長。

みねっち

近藤峰子

兵庫県西宮市生。そらにくもの大家さん兼サポーター。阪神大震災で自宅が全壊するも、めげずに再出発し大切に住んできた家をそらにくもに開放してくれる。植物を愛で、そらにくもメンバーからのリクエストに応え「そら園芸部」をサポートしてくれる。脚本家·カボエリスタ。1992年NHKFMシアターで、オリジナルオーディオドラマ「空中鬼によろしく」でデビュー。同年、正岡子規題材のドラマでイッセー尾形さん、演出家森田雄三と出会う。NHKオーディオドラマ多数。名古屋テレビ(メーテレ)連ドラ等。NHK「イッセー尾形のたゆたう人々」ギャラクシー賞奨励賞。舞台「死の棘1999」(原作·島尾敏雄 演出·中島陽典 出演·飴屋法水、美加理ほか)。

イシダさん
石田香織
障害者支援員、小説家、シングルマザー。幼少期のDV、不登校、引きこもりの経験や会社員時代の鬱病体験など様々な当事者体験をとおして支援を行う。阪神淡路大震災をきっかけに演出家森田雄三と出会い演劇と創作を学ぶ。2017年河出書房新社より「きょうの日は、さようなら」で作家デビュー。
斎藤美奈子氏より「登場人物がみんな、こんなにおもしろくていいの?キョウコもキョウスケも、かれらを取り巻く根なし草な人々も、みなハックルベリー·フィンやジュディ·アポットの末裔たちだ」と評された。
著者は他に
「哲司あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやで」河出書房新社刊
「うめももさくら」朝日新聞出版
現在「土日技術」にてショートショートストーリー「tinyhug」を連載中。